2011年10月17日月曜日

『羽鳥王国の王より』

母親は心配していました。
他の誰かに、ぼくを紹介する度に「いえ、自閉症というわけではないのですが・・・。」と、言った風に。

ぼくは、ぼくで割と深く傷ついていて、それは、自分に息子に恵まれるまで影響を及ぼしていました。
何より、母親が、自分の“何か”を恥じている。ということが、悲しかったです。
それでも、
母は、ぼくの他の“何か”を誇りに思っているのだ。ということだけは、わかっていました。

表裏一体のその“何か”を引き出そう。と、最大限の努力を自分に捧げてくれました。

現在、自分が施設に関わり、障害者たちから“何か”を引き出す。という仕事に従事しているのは、その為でしょう。

きっと、ぼくが、施設に出現したために、傷ついている方もおられることでしょうが、どうしても気になって、ぼくは、いちいち利用者(障害者)に限られず、“接近”してしまうのです。
“似たもの同士”なのです。
“似たもの同士”、仲良くなりたいのです。



ところで、
世界を放射能の脅威が、覆い尽くす現代。
もう、後にも先にもなく、絶望的ではありますが、
明るく前向きに生きて行きたいものです。
明るく前向きに闘っていかなくては。

かねて、
ぼくは、ぼくの国が欲しいんだ。と、周囲の人たちには吹聴してきたのですが、
まさか、こういったカタチでそれが促されるとは神のみぞ成せる業。
とはいえ、少数の人々が叫んできた問題が、やがてこうして取り返しのつかない事態になるという筋は、散々、おとぎばなしの中で語られてきたことでもありますから、当然、想定はされ、そして、一部の人間を除いては、皆、己の不甲斐なさを恥じたことでありましょう。

ぼく自身も、特別、問題意識があったわけでもありませんし、一事が万事、直感で解決してきたような人間ですから、似たようなものです。

どこで始めるのか?
いつから真剣にやるのか?
神様はそれしか言ってないようにも思える。
思いっきり、人間を堪能しているか?
と。

思いっきり生きるのは気持ちいいから。








































0 件のコメント:

コメントを投稿