2011年10月18日火曜日

『忘れじの海』






植物が燃え盛る海

こどもの頃に当たり前にあった風景

ぼくの生まれ育ったところにはもうない

人が人らしく暮らす為に

土地は平らで家がなければならない

夏には涼しい風が吹き出して

冬には暖かな風が溢れなきゃならない



だけどぼくが生まれる前

おじいちゃんやおばあちゃん

そのおじいちゃんやおばあちゃんは

どんなこと思ってたろう

いつもどんなときも希望に溢れ

色んなものを捨てただろう

捨てなきゃ前に進めないなら

捨てずに居座ることもあったろう

迷った挙句捨てたとしても

大切なものだけは受け継いでいまがある

それは目に見えるものもあれば

目に見えないものもあるだろう

両方あったとしても

ぼくは目に見えないもの

言葉には決してできないもの

そういうものを信じている

だから成功してきた

失敗の山を築いていけば

おのずと成功に繋がっている

ぼくはほんとうにいい友達に恵まれ

家族に支えられている

ぼくは大野一雄のようになりたい

あんなふうに自然に生命を呼び寄せる大樹のように

それにはまだまだ失敗を築き上げなければならないな


燃え盛る海を見て思ったのでした




国王




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