2011年6月11日土曜日

『山 宴後』








宴後

激動



「福島の土」

終了直後、自分はすべきことを出来たのかどうか?
いつもの通りわからず、シャワーを浴びながら観客の前へ出るのが恐ろしく、
けれども、気を取り直し皆々様の前へ登場したところ、
様々にイメージを膨らませて頂いたことがわかり、安堵した。

それでも、
心がずっと昨夜から特に、
落ち着かないでいる。

激動の世は、
これで収まらないと警告している。

これで終わりではない。
と。

いままで通りの風景が、
いまだここ広島にもある。

けれど、
刻一刻と変化していく。
そして、
きょうは、
また、一変していた。



それでも自分は変わらないことを誓う。

ディーチータータ

2011年6月8日水曜日

『2011.6.10 山』








二〇一一年六月十日金曜日

『山』

広島県某所
ニテ



山を
頂きます
山は
黙ってる
山は
語らない
山は
唄うたい
山は
死のお城
山は
土の集い
山は
幾重もの

ディーチータータ
ディーチータータ

砂は夢のなれの果て
雨降り土に生れ変り
そしてまたなだれ込む

愛の
精液
愛の
濁流




この度は、
広島市立大学某教授よりのリクエストに応え、
“羽鳥智裕流華道”ライヴ行います。

某教授からの、
「福島の土を生けてほしい。」
というお言葉を受け、
わたくし花を生けます。

2011年6月2日木曜日

『山』








山は白くて黒い雲

聖なる山の子

太陽と月の子

山は白くて黒い雲


山は存在する音楽

山は沈黙する音楽


山は白くて黒い雲

聖なる山の子

太陽と月の子

山は白くて黒い雲


答えを知らない風

答えを知らない雨


一本の木が生えた

一本の木が生えた


答えを知らない風

答えを知らない雨


赤い水晶の月

漆黒の闇に溶けた

一本の木に雫

砂漠赤く染め上げ


海に飛び込む

不自由な女神

空で星になる

悪魔の遠い夢