2016年12月9日金曜日

『近況』

facebookでの投稿を見て いろいろと声をかけてくれる方がいるので 近況報告します。
我が家の下の子は 発作が1日に5回位 夏頃からあって 先月病院に行ってみたらてんかんの欠伸発作と診断されました。病院からは服薬の薦めを受けたけど 我が家では薬以外の治療法を探すことにしました。
友人の紹介ですぐに治療院は見つかり 治療をお願いすることにして 1年8ヶ月で完治と診断を受けました。やっぱり発作を起こす我が子を見ると 度に胸が締め付けられるような気持ちになりますが 彼と一緒に症状と付き合っていこうねと約束しました。
治療院の先生が言うには 原因となるのは 第一に彼の弱点が脳で 第二にその弱点にあらゆるウィルスが浸入することだとか。自分は この説にとても共感したので 治療をお願いすることにしたのですが 効果を目の当たりにし 彼だけでなく 家族みんなでお世話になろうとしています。
お世話になるばかりでなく また勉強することが増え 日々があっという間に過ぎていきます。
因みに こういう状況だと上の子が心配ね と言っていたところ やっぱり上の子が先日ダウンして バランスなんだなと再認識し 我が身の行いを戒めつつ たまに息抜きしております。
でもこれを機に 上の子が色々と親に対して不満や意見を漏らせるようになり 大きな収穫でした。責任感強く 遠慮する子なので

2016年10月31日月曜日

『陽虫 お知らせ』

エントランスは2,000円(フード付き)です。
お腹をぺこぺこで来てくださーい。

〈招待状〉

〜はすとばら10周年記念公演〜
『陽虫』

とても良く晴れた日に、凄い数の雪虫が舞っているのを見たんだ

呼ぶ名は知らない
陽虫

---

花 : 羽鳥智裕
音 : gO

2016.11.3(木)
@はすとばら
    http://hasutobara.net/
   渋谷区道玄坂1-16-8 常盤ビル2F
開場 18:00
        DJ 中村
開演 19:30

米はすとばらの10周年のお祝いです。みんなでおいしくはすとばらをいただきましょう。私が花を 音をgOhttp://drawing-go.tumblr.com/が贈ります。みなさまもどうぞご一緒してくださったら嬉しいです。



2016年10月30日日曜日

『陽虫』

〈招待状〉

〜はすとばら10周年記念公演〜
『陽虫』

とても良く晴れた日に、凄い数の雪虫が舞っているのを見たんだ

呼ぶ名は知らない
陽虫

---

花 : 羽鳥智裕
音 : gO

2016.11.3(木)
@はすとばら
    http://hasutobara.net/
   渋谷区道玄坂1-16-8 常盤ビル2F
開場 18:00
        DJ 中村
開演 19:30

米はすとばらの10周年のお祝いです。みんなでおいしくはすとばらをいただきましょう。私が花を 音をgOhttp://drawing-go.tumblr.com/が贈ります。みなさまもどうぞご一緒してくださったら嬉しいです。


2016年10月12日水曜日

「2016.10.11」

大多数の人達にとっては面倒くせえことかもしれないけど わかってくれとは言わないまでも やっぱわかって欲しいわけよ。黙って頷いてくれたりして欲しいわけよ。一生懸命 お互い生きてるわけだし。
次週に迫る事例発表を前に浮き足立っている。普段 自然と行っていることなのだけれど 改めてその他大勢の方の前で語るとなると身構える。一言一句違わず伝えたい。誤解が生じて欲しくない。そう思えば思う程 遠ざかるのかも知れないが 悔いを残したくない。どんなに無様でも 伝えたいことが伝わるように 言葉を連ねる。
言葉が連なり過ぎると 言いたいことが伝わらない。言葉を連ねて シンプルな言葉を探す。シンプルな言葉に見合う自分を探す。ああおった。安心する。ああできとらんかった。反省する。
他人の人生を支えるという時点で 自信満々なわけはない。自問自答。既に家族があるのに 更に家族を抱えているようなもの。でも 間接的にしろ 彼らと家族になれたわけだから 歓びも多いのだ。
彼らの個の魅力を 大多数に漂っている人達に伝えないといけない。自分にとって責任重大だし 正直 たまったもんではない。彼らの作品のみを評価し 良いだの悪いだの詮議する感覚には到底なれないし 彼らの作品を通して 彼らの魅力について思い直して欲しいわけだから…。
先日も作品調査とか言って偉そうなやつが来たけれど そいつらにとっては そいつらの感覚の中での善し悪しを確認するだけの作業であった。むかついたし 同時にどうでもいいと感じる醒めた自分がいた。こいつらにこの人達の魅力がわかってたまるかと奮起し 精神安定を図ったのだった。
大多数の人達は 常時 これが正義に準じて生きるのだからいいかも知れないが それでは生きてると感じられない人間もいるのだよ ということをせめて振り返っていただきたいものだ。わかるまいと想いつつも やっぱりせめてわかろうとして欲しいのです。
きっと 自分に重ね合わせるものがあるはずですよ。

2016年6月2日木曜日

『鋼鉄の花』4



 生け込みから10日


 生け込みから2週間

 10日程で だいぶ稲は根付いた印象だった
 2週間で少しぐんと力強さを感じた
 10日目以降 花を足さず その間 強く雨の降る日があった
 強い雨と陽射しの中 花はどんどん花らしくなっていった
 

2016年5月25日水曜日

『鋼鉄の花』3



 生け込みから一週間 色とりどりの笹の葉の色

 田んぼの中は強風吹き荒れている
 稲の合間には稗 来年はこの稗を生けたら良い
 やっぱりいつかはどこかで花屋を という想いもあったが 生けてる最中 そこここから声がかかり ああもう花屋できてるな なんて思いつつ生け足す
 裏山に畑 広い田んぼ 思う存分 自然を駆使して花が生けられる その内 ここらでライヴだな なんて思いつつ さらに生け足す
 花屋にしては まったく売る気のない花屋だ(ははは) こんな花屋もいい



 お友達も一人増やしておいた


 

2016年5月22日日曜日

『鋼鉄の花』2



 最初の生け込みから数日 すっかりカラカラに乾いた笹の束をひとつに束ね 新たに刈った笹の束を生ける
 稲はまだまだ植えた頃と様子が変わらない
 田には油のようなものが浮いていた
 久しぶりの休日のような気がして 昼まで寝ていた
 昼から起き出して 笹を刈る それを生けてまた田の泥の感触を確かめる
 それからひとり酒を呑み始め ぼーーーっとする
 気付けば夕方になっていて 陽射しが神々しい
 もう一束と思い 笹を刈る

 
 

2016年5月18日水曜日

『鋼鉄の花』





 農業家・茂川 真司くんとのコラボレーションで田んぼでのいけばなが実現した
 前日に一家四人田植えをして その土の感触を忘れられず 無理を言ってきょうの午前中生けさせていただいた
 
 花器となったバンセンのイメージはしゃぼん玉から無数の太陽 そして前日になって枯れる竹林から竹の伝説へ
 この時期 いままでにない勢いで竹林が枯れているらしい それに併せて想い起こしたのは竹の伝説で 60年だか100年に一度 竹は小さな白い花を咲かす それと同時に竹は破裂して一生を終えるという
 うろ憶えのこの話を想い起こしたのにはもうひとつ関連があって 数日前に物凄い轟音を夜中に聞き 目を覚ました出来事があったからだ 落雷のような 雪崩のような とにかく凄い音だったのだ

 近所の竹林は枯れているというが 昨年しっかり刈り上げた我が家の裏山の斜面からは とても美しい新しい笹が生えてきている
 もしかして 竹のが一生を終えると同時に 新たな生命の息吹が山から噴き出したのか などと想いながらバンセン花器をこさえたのだった

 いま 住んでいる吉木で花を生けたいとしばらく考え続けていた折 きょうはとても良い機会となった

 昼からは 本格的に茂川氏が田植えを仕上げる
 この度の作品「鉄の花」は 稲の成長と共に 日々 生けていくこととなる



 花器そのものは 2.5mほどあるが 笹をてっぺんに生けていたら やはり重さで倒れた ああ 竹が一生を終えたのだ と想い バンセンをぐしゃぐしゃに縮めて赤ちゃんの誕生と相成った

 この赤ちゃんがどんな風に成長していくのか 生ける自分の最大の楽しみである



2016年3月27日日曜日

新年度

自分が花屋になるきっかけになった部長さんの退社の報。
高校卒業後 北海道十勝で酪農を経て 庭師になりたくて 関東の造園屋を面接して廻った。
自分の志望はデザイナーだったので それは学校に通って習得するものだと後から知った。
でもタウンページの同じ並びにあった花屋に面接に行くと その部長さんがいて即採用。
たぶん 造園屋からは嫌われる派手な衣装が認められたんだと思う。
初日に出勤して初めてそこが花屋だと知った。
自分は元々引きこもりだから 現場のチームプレーにわくわくしたのだった。

現在は何故か知的障がいと言われる人たちと生活を共にさせていただいている。
彼らの認知を高めたい。
これもチームプレー 個人ではどうにもならない。

そして年度末のせいか 人も何も動く。
今迄お世話になった皆様 ありがとうございました。
ここ広島に来てから 無駄な出会いなんかひとつもない。
貴重な経験をありがとうございました。

きょうは消防団の総会。初の参加。方向性が真逆過ぎると笑われたが 埼玉の郊外出身の自分としては こんな地域社会こそ求めていたもの。
来年度からは神輿もとんども数十年来からの復活とのことでわくわくする。

藝術家のせいか 個人優先と思われているが 個人に偏り過ぎた結果が原発事故ではないかと想う。

改めて隣人 地域を見つめ直さなければ 同じ過ちを繰り返す。

そんな思いを胸に新年度へ。

2016年1月11日月曜日

『ちぎれた女 7(せぶん)

毎度毎度 何が起こるかわからない
毎度毎度 自分が一番楽しんでいる
終わった後は ぼーっとできる
終わるまでは どきどきしてる

広島に来て ヲルガン座で牧瀬さんのチラシを見て
その後 アビエルトで大槻さんに出会って 二人が繋がってるって知って
ホロホロストアで始まった

ホロホロストアの裏の洞穴で
「いつか これがナメクジの巣みたいになったらいいのに」って
大槻さんに言ったのを覚えている

振り返ってみたら 2014年1月から7回目
やる度に何かに導かれて 偶然 7回目の今回は最多の7名が舞台に蠢めく

「ちぎれた女って何ですか?」って聞かれることが多い
そこがとても気に入っている

「ちぎれた女ってなんだろう?」
考えてもわからないし わからないのがいい
でも いつも考えてる

日々の生活からはてしない妄想に至るまで
さりげないことから大袈裟なことまで

ちぎれた女はいまごろ巨大になって 山の向こうあたりをはいはいしてるかもしれない
ぷりぷり新たなちぎれた女を生み出しているかもしれない
こんな途方もない 愚にもつかない空想が堪らなく好きだ
布団に入ってからの 誰にも邪魔されない空想の世界が好きだ
どこまでも行ける どこへも行かなくていい

5回目から加わった宮原さんの存在感はとても面白い
彼女がライヴを観ながら描いてくれた作品をいつか展示したい
そして彼女はいつの間にやら ライヴに加わっていた
ぼくは嫌だった
三人にこだわりたかった
だが それがとても面白かった
ぼくはせっせと創造しているつもりだ
だが いとも容易く破壊され それはとても心地よいものだった
「なぜ ひとりでやらないのですか?」ともよく聞かれるが
まあ いつかやるんですけど…
これが人とやる第一の理由

音楽入れないのもこだわりだったけど 6回目から山本啓太くんが加わって
そんときはマノマニも加わってくれて またこれが心地よかった

5回目に観客として参加してくれたオカトモミさんは
「面白かったから」という理由で6回目にも来てくれて
そのままモデルとして花人間になってくれた

出演者がみんな 不可欠だからこそそこに立ってる
それがとても心地よく
今回はレインボウな七人で7回目の「ちぎれた女」を祝いたい

ちょうど昨日 そこかしこで見かけた とんどみたいに 続いていったらいいなと思いました

『ちぎれた女@アビエルト』

『ちぎれた女』

2016.1.16(土)

場所 カフェ・テアトロ・アビエルト
住所 〒731-0101 広島市安佐南区八木9丁目10-40
cafe-abierto.sakura.ne.jp

19:00 開場
19:30 開演
21:30 終演
〜懇親会

入場 3,000円(当日)
        2,500円(予約)
        1D付
予約問合せ先 090-1762-5179 
e-mail hatoritomohiro@gmail.com

出演
牧瀬茜(踊り子) 大槻オサム(役者) 宮原千恵(絵描き) 山本啓太(音楽家) Chiko Bird(パフォーマー) Tomomi Oka(モデル) 羽鳥智裕(華道家)
撮影
Eriko Komi(写真)

注:お車でお越しの方は、一報いただけますと幸いです。