2018年3月30日金曜日

〈四十路からイソジン〉

甘いものは 始め塩辛くないといけない
辛いものは 後から甘くないといけない

四十路で半分来たかな?中腹かな?
行くんだな 降りてくんだな
降りながら 昇ってくんだな
反比例 数学ってすごい

もっとオナニーしたい
もっと知りたい
もう情報はいらない

2018年3月28日水曜日

「3月27日」

3月27日。14年前のきょうは土曜だった。Fujiyoshi Blothersとともにジェリークリムゾンハーレムというアートパフォーマンス集団を立ち上げ 最初の公演日。この頃 「プラネタリウムがもうすぐ閉館だよ」とか そんな噂話をよく聞いたが 僕は埼玉の上尾から越してきたばかりで東京をあまり知らない。でも実は 高校も東京だったので 渋谷をまったく知らなかったわけではないが…。

そんな渋谷のとあるビルの屋上で行った公演。
ファッションモデル達。引っ込み思案な天才DJ。元コックの花屋。女優。絵師。
裏方には ヘアーメイク。衣装。照明。美術。ケータリング。撮影。
大所帯のアート集団。スタッフも出演者も 駆け出しのプロが一部いる程度。
東京には移ろいゆく蔭があった。

花屋になって 7年。自分のいけばなはこれだ!っと やるだけやった。そんな記念すべき日だ。
仲間がこのとき言った一言「人間の細胞は7年で完全に生まれ変わるらしいよ」。
うん。そうだね。

それから7年後 目標にしてたギャラリーで個展をして 東京でしたいことが終わったのだと思う。
直後に震災。迷わず街を出た。
3月15日に広島に来て 西原の空き家にお世話になっている頃。
広島に定住するのかどうかもまるで見えてなくて 先行き不安で一番自由だったかもしれない(笑)。

それから7年後のきょう。
僕は広島でできた友達と台湾料理を食べていた。とても良いお店で ほんとうは島根の郷土料理とかに連れて行ってくれるはずだったんだけど ふと「他にもお店ある?」って聞いたら連れて行ってくれたのがこのお店で 美味しく食べた後 友達と別れ ヲルガン座でコーヒーを飲んで せっかく街まで来たのだからと街をふらふらして 気づけばそこにいた。僕は 小さなメモ帳にスケッチした。遠くから 間近から ぐるりと廻ってから。肥って見えたり 痩せて見えたり 中まで見えたり。

きょうから7年。
それがとても楽しみだ。

ついでに面白かったのは 帰りの車中 ラジオ深夜便で夏目漱石「夢十夜」2話の朗読が 僕の帰り途とピタリとハマっていて なかなか怖かった(笑)。

2018年3月10日土曜日

「春」



短く厳しい冬が過ぎ 春が来た
わたしの身の回りはにぎやかで 落ち着きがない
みな 春の訪れに 心がときめいているかのようだ
心のフォルムってあるよなぁ と 最近しみじみ思う
それを改めて教えてくれる人たちが身近にいる
自分の好きな世界観と その人たちの間に齟齬がない
毎日 幸福感を味わっている

3月は 特別な季節だ
祖母の誕生日
恋人の誕生日
だけでなく わたしはなんとなく この季節の人たちと縁が深い
春のこの安定しない感じ 冬から暖かくなる安堵感と
それを容易く裏切られるお手上げ感
この季節特有な気がして愛おしい

わたしの祖母も 痴呆になるまでは 春 の暖かな面が強かった
呆けたら呆けまくって 夢の中の住人となった
以来 まともって?考える傾向になった

わたしの永遠の恋人も この季節の人だ
やはり真面目で賢く 誇り高い
愚痴を言ったりすることが嫌いだ

ときどき 祖母と比較してしまうことがあるので
彼女が平気で愚痴れるくらいの男ではいたいな