2011年1月12日水曜日

『降月』

降月

溶く

月よ

降月

解く

月よ

月の

使者

月へ

帰れ

土を

食み

水を

啜り

樹を

抱き

火に

焼れ

金と

化せ

黄金

降雪

舞う

歌う

吼る

一片

『愛音』

我に

恵を

我に

救を

我に

湿度

我に

一雫

我に

微笑

我に

明日

我に

『彗星』

彗星

海へ

我は

天使

神の

歌声

我は

極楽

我は

地獄

問答

無用

我は

ゆく

我は

喰う

我は

吸う

我は

溶く

我は

明滅

我は

無能

我は

狂気

我は

精液

我は

女神

我は

盗人

我は

物乞

我は

悪魔

我は

業火

我は

刹那

我は

死す

我は

天命

我は

恵也

『問答無用』

花と相対す日々。

このことを受け容れてくださった現在のHIGUREに携わる方々に感謝を。

と、言いつつも、未熟な己を曝け出す日々。

我、創造す。

ただ、ただ、遮二無二。

我、未完なり。

ただ、ただ、問答無用。

2011年1月10日月曜日

『カリスマ THE KADOH live 今後の予定』

・壱月十四日金曜日 19:30〜
THE KADOH live with 表現(hyogen)
『天使』

・壱月二十二日土曜日 時刻未定
with gO(eje)

・壱月二十九日土曜日 18:00〜
with YOYA
『カリスマ』
予約制

※どの公演も寄付制。小銭はいらない。一口千円から願います。

2011年1月7日金曜日

『鏡の中の娼婦』

壱月八日土曜

十八時〜

羽鳥智裕
KADOH LIVE
『鏡の中の娼婦』

※羽鳥智裕〜おわらないいけばな展『カリスマ』その壱

『鏡の中の娼婦』

鏡の前で 何思う
鏡の前の 女一人
鏡の前で 何思う
鏡の前の 女一人

石畳 冷たく
靴音 たたく
古ぼけた薄陽射す二階
灰色が良く似合う部屋
誰もいないような石壁
戸を叩くもの未だなし
黄ばんだ手紙の厚い層
この部屋のかすかな証
記憶も希望もないよな
淀んだ風だけが慰めの
淡い白昼夢と笑ってよ
もう

皮肉な唇だけが
あたしのこころ
かどわかすのよ

・・・



※※羽鳥智裕〜おわらないいけばな展『カリスマ』は、
HIGURE 17-15 cas、小倉正史アート塾、池内功和写真事務所、
の協力により執り行われる芸術イヴェントです。




入場無料
※※※ドネーションにご協力下さい。




※※※※お問い合わせは羽鳥まで
090-1762-5179




※※※※※羽鳥智裕〜おわらないいけばな展『カリスマ』は、
日々、羽鳥智裕のいけばなが展開されてゆく。とりとめもないような、なにも起きていないような、
そんな日常の繰り返しです。







2011年1月4日火曜日

『壱月八日』

壱月八日より、
HIGURE 17-15casにて、羽鳥智裕・おわらないいけばな展『カリスマ』が、始まりますが、

この度の展は、わたくしのわがままと、HIGUREの懐の深さにより、執り行われるものであります。

お問い合わせは、羽鳥本人まで宜しくお願い致します。
090-1762-5179
hatoritomohiro@gmail.com

この展は、日々、わたくしのいけばなが展開しつつ、さまざまなアーティストとの共演もも果していきますのでどうぞお楽しみに。

ひとまずは、壱月八日。
わたくしのソロ・パフォーマンスを披露致しますので、お時間ございましたら、是非、ご参加あれ。

そして、
この日は、毎週土曜恒例の美術評論家・小倉正史先生によるアート塾の日でもあります。
パフォーマンス後、是非、こちらの方へもご参加下さいませ。

壱月八日十八時〜
羽鳥智裕
KADOH LIVE
『カリスマ』#1
“GLORY BOX”
〜鏡の中の娼婦〜
ジョルジュ・ルオー「鏡の前の娼婦」より


『KINGA SHINNEN』

2011





新年です。

昨年同様変らず宜しくお願い致します。

昨年より本年は、実家の上尾、そして妻の実家の越谷へと挨拶をし、本日、一足先にひとり田端へと戻ったところであります。
本年で我が家も七年目を迎えます。
“家”
として”完成”の年であります。

本年はますます“希望”の年。
あれもこれもどれもそれも“希望”に塗り替え、“自由”の道をひた走ります。
引き続きご愛顧下さいますよう、“お互い様”の精神で参りましょう。

昨年は、
皆様いかがお過ごしでしたでしょう?
私につきまして勝手に振り返ります。

2010
壱〜参月
年明けより、“TREEHEAD”と称し、KADOH(IKEBANA) BANDとして初のライブハウスに於けるKADOH LIVEを経験。
祖母の命日、2月26日には、OTSUYAのイヴェントを都内某所にて開催致しました。
その後、3月、SALONE DE 酔鯨館でのYOYAとの共演。“ミノタウロス”をテーマに。

2006年より引き続き、写真家・池内功和、音楽家・YOYAとの関わりが大きく作用しながら、一年が始まりました。
2月には、息子・日都(わと)が壱歳になり、
3月には、妻・明子が36歳になりました。

2006年という年は、自分は、28歳でしたが、きつい26、27歳を乗り越え、新たな何かに向かうそんな年でした。
だから、自分に何か変化を齎すものを探し求める。自分自身は、場数を踏んでゆく。そんな年でした。
写真家・池内、ヴズーキ(ギリシャギター)奏者であるYOYAとの共同作業は、一作家・一表現者として生きてゆく私にとって、多くの恵みを齎しました。共に、毎月の撮影や即興パフォーマンス等を繰り返しました。それらが実を結び、いまの自分があり、2011年にも生き延びている次第であります。

四月〜六月
やがて暖かな春を迎え、と、同時に辛抱の時期へと入ります。
ドイツはベルリンへ行くために、よく働きました。
妻が見つけた花専門の派遣会社にお世話になりながら、渡航費を稼ぎました。

七月〜九月
ベルリンへ。
七月の末より、九月の頭まで、ベルリンでの展覧会等に参加。

十月〜十二月
十二月
『マグマ』
このいけばなの会は、自分にとっての転機とも言える2003年〜2010年の為の集大成とも言える会でした。
親愛なる“青空洋品店”のオープニング・パーティを介し、
ギャラリー・“HIGURE”との出会いは齎されたのです。
そこにまつわるひとびとももちろんそうなのですが、私は第一に、その“場所”というものに“感謝”を捧げたいのです。
七年分の“己”というものと、“未来”へ向けて、YOYAと共にパフォーマンスしました。
沈殿する神殿。現代に向けて。



たいへん、スピーディに一年を振り返りましたが、まあ、なにはともあれ“未来”へ。