2011年11月5日土曜日

『花から立ち上がる舞踏』

2003年4月
姉に娘が産まれたことは大きなきっかけとなった。

現在、彼女は、八歳になり、都内の小学校に通っている。
毎朝、朝早く埼玉の家を出て、東京の西の方まで出かけていく。

自分も高校を都内に選んだので、彼女と同じように毎朝、冬ならば暗い中、通学していたのを思い出す。
彼女も、ぼくや姉と同じくヴァイオリンを習っていて、きっと、ぼくらよりも才能と環境に恵まれていることだろう。
思えば、我が母は我が母ながら、ガッツの塊というか、欲張りな人なんだと思う。

我侭に欲を張り続けてきたんだ。

最近は喘息が止まらず苦しそうだけれど、
一緒に暮らせるようになるまでは元気でいてほしい。
その後、へばっても一緒にいられる。



この2003年という年は、
年明けからさまざまな巡り合わせがあった。

当時の自分は、とにかく日々、沸々と悶々としていた。

花屋になり、六年近くを経て、そろそろ自分がステージに登るんだ。とギラギラしていた。

そんな中、「いけばなライブの黒子をやらないか?」と声をかけられた。
ぼくは二つ返事。馬喰横山に当時あった、かつて旅館だったという建物へ。
いまをときめくPiupiruとかがいたりして、そんなこと何も知らない自分にとっては、なんでもないものだった。
そして、「これはなんていう花?」「あかまんさく」。
ここから物語りは加速していく。


























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