2018年10月29日月曜日

「ハナサクモリの冒険」

宮島まで往復120km弱。
この5日間繰り返した。
明るいおばちゃんのいるセブンイレブンでカフェラテを買って お気に入りの山を眺めて 宮島ICで一服しながら山から小さな海を眺めて…。
こうして 展示を開催しているだけでも 随分と遠いところまで来た気がする。
色んな軋轢もあり 色んな幸運もあり それに伴うしがらみもあって 普通なんてなくて 波のようなんだ。
ふと振り返ると 色んな人たちの協力 妥協 犠牲の上に成り立っていると気づく。
それらをただ嚙みしめるだけだ。
ただ 自己満足 自己実現 それらだけだったなら虚しい。
そんな色んな人たちと 一通り済んでから また話すのが楽しみだ。

福祉の概念としては 何かしてあげる とか 救いのような意味合いが強いけれど 果たして彼らが望んでいるものは何なんだろう。
それは当然のこととして 一人ひとり異なる。
結局 自分なんかは 自分だったらこうしてほしいと考えてきたけれど それではどうやら足りない。
自分を超えて 相手の身になって となると 果てしない話だけれど それをずっと思って 考えて を繰り返すんだな。

そして展示会場で 作品とゆっくり向き合っていると そんな福祉的発想ではなくて まず 彼らの作品から きちんとメッセージを受信できているのか ということに気づく。
そんなこと とうにわかってたよ というようなことが ガラガラと崩れて そうか 誰に対してもというわけにはいかないが これが他者と向き合う ということなんだと思った。

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