2011年4月25日月曜日

『PANANUFA』

「“霊性”に悪意はない。」
とは、わたくしの友人の言であり、わたくしもそれに同意するものです。

“悪霊”。と、言われるものは、生きるものの思い込みであり、きっと、そう思い込むことにより本人は救われているのでしょう。
それは、妙に不安がったり、畏れる必要の無いものにさえ畏怖の念を抱くのと同じ。

人間と同じく、“花”も新鮮なものの輝きに勝るものは無いのですが、
生きるものの中身もまた、死と等しく奥深いものです。

若い女や男の肉体の煌き。
それに対する枯れた色気はなんとも言えず。
肉が語るのです。

『PANANUFA』において、モデルを務めてくださった方々の多くは二十台・三十台ではありますが、百三歳という高齢の大樹もおられました。
この方の写真は、『LAST DANCE』と銘打たれ『PANANUFA』とは一線を画すものとなりましたが,,,。

はてさて、
『PANANUFA』が、こうして、二年程でしょうか?
池内氏との共同制作(ご当人とは二千六年より始まりました。)を通し、日の目を見ようとしておるところ。
まだまだ未熟なわたくしをリードし続けてくれた彼には、本当に感謝と引き続き叱咤を贈りたく存じます。

そもそも、
彼=池内功和との共同制作の始まりは、前述の通り、二千六年より始まり、もう五年を経ようとしておりますが、音楽におけるバンドなどに置き換えてみれば“過渡期”・“中間”の山場でしょう。
この五年、自分の身においては、まだまだアマチュアに毛が生えたようなもの。
それは、意図的に「“アマ”であろう。」という意識も働いておりました。
ですが、
こうして世の中が正に、“混乱の過渡期”に足を踏み入れた今現在。
無理やりにでも“プロ意識”の渦の中に引き摺り込まれんとするかのような日々です。

作家とか表現者とか、芸術家とか。
そうした“言霊”に対し、さらに厳密に“大多数な言霊”に対し、わたくしは、“ポップに”相対・反対して参りたく思いました。つくづく。

わたしはわたし。
あなたはあなた。
顔から顔へ。
手から手へ。

“花”
を通じ
あなたと
ひとつに
なりたいものです。

是非に4月29日金曜日祝日は、六本木はzen(禅) foto galleryへ足をお運びあれ。
あなたのS極&М極の友、ハリ~より。

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