2011年4月7日木曜日

『月の民×地球(ホシ)の民』

死の観点からものを観察する人もあれば、
その逆もまたあり、
人間の枠からものを観察する人もあれば、
その逆もまたある。

要は、違う次元の人々同士話し合うことだ。

お互いの意見を封殺しあう限り、
あとは、殺し合う以外、手だてはない。
それは大変た易い。

お互い辛抱強く、お互いの時間を味わうことも、
たいせつなことではないか?

あらゆる多くの情報たちが、
感情に支配され、冷静さを失っている。
わたしの友人の一人は、それを花火と呼ぶ。
では、花火が心ゆくまで打ち上げられたいま、
何が求められているのか?
ずっと考えていた。

いずれにせよ、積極的なそれぞれの参加をわたしは望む。
知識と信じるそれは、単なる印刷物でしかない。
頑な肉体から吐き出されるそれに騙されるな。
おまえが何を信じていようと、
おれは、それを聞いてやろう。

花を見よ。

天を見よ。

あらゆる先人の智慧を駆使せよ。

わたしもあなたと同じく一人の愚者。
みんなみんなおんなじ馬鹿。
それがいまを生きるもの。

表現するとは、怖いこと。
素直な気持ちと、つくべき嘘とを、隔てたうえで。

気仙沼の風景を前にして、わたしはシャッターをきり、
ムービーを廻す。
使命感を支えに、妻と仲間から預かったものを届けるため。
記録と記憶とを語り継ぐため。

わたしのなかには、
被災地の人々にかける言葉など持たない。
わたしの使命感は、東京の人々に向かっていた。
震災直後の自分の感情。
広島と上関のおばあちゃんの話。佇まい。
被災地の光景。
それらすべて、東京の人々に向けられていた。

文章で、わたしは人々に伝えようとは思わない。
わたしの信念は、手から手へ。顔から顔へ。
ぜひとも、四月十日日曜日ははすとばらへ。
hasutobara.exblog.jp
いま一度、わたしはあなた方へ伝えたいことがある。

言葉より、もっともっと古い魔法で。
肉体に宿る前より知っている魔法で。




月の民×地球(ホシ)の民

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